政経調査会

2006.02.10.

防衛施設庁:談合サロン・大林顧問らと!

天下り先”りんかい日産”に「指令室」!

歴代の同庁建設企画課長がOBの天下差配!


 防衛施設庁主導の談合事件で、在日米軍佐世保海軍施設や岩国飛行場(山口県)などの土木建築工事の談合を仕切った元技術審議官が、天下り先企業の別室でゼネコンの陳情を一手に引き受けていたことが分かった。元技官トップの威光をバックに、中国地方の「談合のドン」・大林組顧問らとともに「談合サロン」を形成していた。 

 ゼネコン業界の仕切り役を務めていたのは、ゼネコン大手の大林組顧問と元技術審議官2人の3人。平成八年七月に退職した元技術審議官は、りんかい日産建設に天下った後、別の元技術審議官と大林組顧問とともに、現役幹部に談合への協力を働きかけるようになった。業者の要望などを考慮し、「チャンピオン」と呼ばれる落札予定会社を割り振った配分表を作成したとされる。

 りんかい日産建設に天下った元技術審議官は、勤務先ビルとは別のビルに特別室を用意されて執務。以降、ゼネコンの営業担当者は大林組顧問に加え、元技術審議官の特別室へも日参するようになった。特別室前の廊下は、ゼネコン担当者で連日、長蛇の列ができたという。

 仕切屋の元技術審議官はりんかい日産建設の了解の下、人目を避けて本社ビルから談合の現場を切り離し、ゼネコン各社の調整をしやすくしていた。

 りんかい日産勤務の仕切屋を評し、「元官僚としては珍しく、強引に人を抑える力のある人。官民のパイプ役を自任していたが、落札予定会社の選定など最終的な仕切りは大林組顧問が継続していた。防衛施設庁辞任後も影響力を行使できる環境を整えるため、談合のドンにうまく取り入ったのではないか」と話している。

 元技術審議官は、りんかい日産建設の特別顧問として、05年6月まで約10年間にわたり在籍。平成16年3月の佐世保海軍施設の工事では、同社などのJVが16億8千万円(落札率96・7%)で落札しており、同社は東京地検特捜部の家宅捜索を受けている。

 岩国飛行場の移設関連工事でも、平成8年度〜16年度までの9年間、元技術審議官ら3人が主導し、落札予定会社を示した配分表を作成。この間に在籍した歴代の施設庁技術審議官、建設部長、建設企画課長が了承し続けていたことが判明。



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